ASMR
中級
8分

落ち着いた ASMR 風の物理クリップを作る

楽器の選択、音の間隔、音量バランス、テンポ。クリップを騒がしくではなくリラックスさせる設定。

01

クリップを落ち着かせるもの

リラックスできるクリップは、やらないことで決まります。音は少なく、間隔は広く、音量は低く、動きはゆっくりと。スタジオには、ボールに木やガラスの衝突音を与えるマテリアルシステムはなく、空間オーディオやアンビエントのプリセットもありません。あるのは General MIDI の全音色セット、音が鳴る頻度の細かい制御、そしてレイヤーごとに独立した音量です。この組み合わせで十分であり、これがこの効果への正直な道筋です。

重要なヒント
  • 落ち着きは足すのではなく引くことで作ります。騒がしいクリップの多くは、音が間違っているのではなく多すぎるのです。
02

やわらかい楽器を選ぶ

作業のほとんどは楽器の選択で決まります。General MIDI のセットの中では、アタックがやわらかく減衰の長い音色がこのスタイルに向いています。マレット系の「オルゴール」「チェレスタ」「ヴァイブラフォン」「カリンバ」「ティンクルベル」「マリンバ」、そして断続的な打点ではなく持続する響きが欲しいときはパッド系の「ウォームパッド」「ニューエイジパッド」「ヘイローパッド」です。ブラス、ディストーションギター、オーケストラヒットの音色は、鋭い立ち上がりが鐘の音ではなく警告音のように聞こえるので避けてください。

重要なヒント
  • このスタイルで最も確実な選択肢は「オルゴール」と「カリンバ」の2つです。
  • パッドは音が持続するので、音の密度が高いとにじんで混ざります。音の間隔を広く取るときだけ使ってください。
03

音の間隔を広げる

これが最も重要な設定です。「リズミックモード設定」の「最小バウンス間隔」は0から1000ミリ秒までで、音の鳴るバウンド2回のあいだの最短間隔を決めます。落ち着いたクリップには300から600ミリ秒あたりが適していて、およそ毎秒2音になります。ここが、聞き手がリズムを解析するのをやめて心地よさを感じ始めるあたりです。0から400の「最小バウンス距離」と、0から200の「最小速度の上限」で、小さな偶発的な接触をさらに抑えられます。

技術仕様
  • 最小バウンス間隔: 0から1000 ms、刻み 10(落ち着いたクリップには 300から600)
  • 最小バウンス距離: 0から400
  • 最小速度の上限: 0から200
04

音量のバランスを取る

「オーディオ」タブの上部には、独立した3つの音量コントロールがあります。「メイン音量」「音楽の音量」「バウンス音の音量」です。初期値のままにせず、意識して設定してください。落ち着いたクリップでは「バウンス音の音量」を下げ、衝突音が音楽の上ではなく下に収まるようにします。また「メイン音量」は最大よりも十分に低く保ち、アップロード時にプラットフォームが強いラウドネス正規化をかけないようにします。後段の処理は、専用セクションの「オーディオエフェクト」にあります。

重要なヒント
  • 書き出したら、ヘッドフォンではなくスマートフォンのスピーカーで聞いてください。実際にクリップが聞かれるのはそちらです。
05

動きを遅くする

スローモーションは時間スケールのスライダーではなく、物理から生まれます。「重力」を0.01から0.04あたりまで下げ、ボールが漂うようにします。「開始速度」を低くし、「最大速度の上限」を初期値の80よりずっと低くして、何も急に画面へ加速して入ってこないようにします。「弾力性」は1か、わずかに下げた値にして、エネルギーがゆるやかに抜けるようにします。「リズミックモード設定」の「再生速度」は0.1xから4xまでで、メロディーだけを別に遅くできるので、動きを見やすく保ったまま曲を引き延ばせます。

技術仕様
  • 重力: 漂わせるなら 0.01から0.04
  • 最大速度の上限: 初期値の 80 よりずっと低く
  • 再生速度: 0.1xから4x、刻み 0.1
06

ビジュアルを静かに保つ

ビジュアルを音に合わせてください。「衝突エフェクト」では、エフェクトをオフにするか、「パーティクル」を1から100の範囲の低いほうへ、「スケール」を0.1から5の低いほうへ下げます。衝突のたびにパーティクルが弾けると、音で作った落ち着きが台無しになるからです。背景は Obsidian かカスタムの暗い色を使い、「トレイルグロー」は低く、レインボー照明ではなく1色か2色にとどめてください。塗りつぶしの不透明度を低くした長いトレイルはなめらかな動きとして見え、このスタイルによく合います。

重要なヒント
  • このスタイルではレインボー照明をオフにしてください。色相の循環は刺激的で、目的とは逆に働きます。

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